大腸内視鏡検査の流れ
1、説明とご予約
外来を受診していただき、診察してから別の日に大腸内視鏡検査を行います。
大腸内視鏡検査は胃内視鏡検査と違い、検査日前日より準備があります。
検査食のお渡しや、下剤の服用方法の詳しいご説明をいたしますので、検査前に必ずご来院ください。
検査前日から当日の朝まで
検査前日
- 大腸内に便が残っていない状態にする必要があり、検査前日から検査食をお召し上がりいただき、下剤を服用します。
≫ 検査前のお食事について - 早めの就寝を心がけましょう。
検査当日
- 食事、飲み物、タバコ、薬などは摂らないでください。
- 鎮静剤を使います。お帰りの際、大変危険ですので、自転車・車でのご来院は避けてください。
2、 検査
検査前の準備:検査直前に、大腸をきれいにするために下剤を1.2リットルほど数回に分けて飲み、トイレに何回か通います。
いよいよ検査を始めます
- 検査着と検査用のパンツを着用します。
- 検査台に左を下にして寝ます。
- 静脈から鎮静剤と胃腸の動きを抑える薬を注射します。眠ったような感じになります。
- 検査室の照明を暗くし、肛門から内視鏡を挿入します。検査は通常15-30分程度で終了します。
- 必要があれば青く染める色素を散布したり、細胞を採取して病理検査(顕微鏡検査)に出します。
- 将来がんになる可能性のあるポリープが見つかった場合はその場で切除します。
- 検査終了後、鎮静剤の効果が和らぐまで1時間~2時間程度個室回復室で休みます。
- 診察室で検査の写真を見ていただきながら、結果の説明をいたします。
検査終了後の注意点
- ポリープの切除を行った場合は、3日間止血剤を服用し、アルコール摂取や激しい運動を控え、当日の入浴はシャワー程度をお勧めします。
≫ もちろん、当日です
≫ ポリープを取ったら・・・ - 出血や腹痛があった場合にはクリニックに連絡をお願いします。
- 組織検査の結果説明は、約1~2週間後になります。
- 検査後は眠くなくてもすぐに動いたりせず、看護師がお声がけするまでゆっくりお休みください。
- 回復室ではお一人ずつナースコールをお渡しします。トイレに行く際や気分や体調がすぐれない時には必ず職員をお呼びください。